墓じまいの費用相場|総額を抑える9つの方法【2025年最新】

墓じまいの費用相場をまとめました。
墓じまいの費用、一体いくらかかる?
墓じまいの費用、一体いくらくらいかかるのでしょうか?
「墓じまいの費用」と一言でいっても、いくつかの要素に分解できます。
墓じまいの費用は、総額で30万円~300万円程度かかることを覚えておきましょう。(後に詳しく説明しています)
墓じまいの費用を項目別にチェック
墓じまいの費用を項目別にチェックしていきましょう。
項目 | 金額 |
---|---|
お墓の撤去に関する費用 | 23万円~50万円程度 |
行政手続きに関する費用 | 数百円~1,500円程度(業者に依頼する場合は35,000円程度) |
新しい納骨先に関する費用 | 8万円~260万円程度 |
墓じまいの費用、払えない時の最終手段とは?
墓じまいの費用、払えない時の最終手段を知りたいですよね?
墓じまいの費用が払えない時の最終手段として、補助金制度やメモリアルローンの利用が挙げられます。

メモリアルローンの金利は銀行によって異なり、例えば千葉銀行の場合、年5.4~5.8%の金利プランが用意されています(2025年7月現在)。
また、墓じまいの助成金を設けている自治体は、全国的に多くはありませんが存在します。
お墓のある自治体へ問い合わせるなどして確認してみましょう。
10~20万円程度の助成金を設けている自治体が多いようです。
墓じまいの費用内訳|撤去・手続き・供養の総額

墓じまいの費用内訳をご紹介します。
墓石撤去費用
墓石撤去費用は、墓石を解体し更地に戻すための費用です。
お墓の場所や広さ、墓石の種類によって費用は異なります。
一般的な相場は、1平方メートルあたり15万円〜25万円程度です。

墓石撤去費用って、そんなにかかるの?



ご心配ありません。費用を抑えるコツも後ほどお伝えします。
墓石撤去費用を抑えるためには、複数の業者に見積もりを依頼することが重要です。
また、自分でできる範囲で作業を行うことで費用を節約することも可能です。
行政手続き代行料
行政手続き代行料は、墓じまいに必要な行政手続きを代行してもらうための費用です。
具体的には、改葬許可申請や埋蔵証明書の発行などの手続きが含まれます。



自分で改装申請の手続きするのは面倒だな…



行政手続きは専門知識が必要な場合もあるので、代行してもらうのも一つの手です。
行政手続き代行料の相場は、3万円〜5万円程度です。
自分で手続きを行う場合は、費用を抑えることができますが、時間と手間がかかることを考慮する必要があります。
こちらの記事で、改葬手続きのガイドが確認できます。


永代供養料


永代供養料は、墓の管理や供養を寺院や霊園に永代委託するための費用です。
永代供養墓を選ぶことで、後継者がいなくても安心して供養を続けることができます。



永代供養って、どんな種類があるの?



合祀墓、集合墓、個別墓など、様々なタイプがあります。


永代供養料の相場は、5万円〜150万円程度です。
合祀墓であれば比較的安価に、個別墓であれば高額になる傾向があります。
樹木葬費用
樹木葬費用は、樹木を墓標とする埋葬方法の費用です。
自然に還るという考え方、供養の形に共感する人に人気があります。



樹木葬って、どんなところが良いの?



自然に囲まれた環境で、故人を偲ぶことができます。
樹木葬費用の相場は、20万円〜80万円程度です。
シンボルツリーの種類や埋葬方法によって費用は異なります。
納骨堂費用


納骨堂費用は、屋内の納骨スペースを利用するための費用です。
天候に左右されずにお参りできるというメリットがあります。



納骨堂って、どんな雰囲気なの?



明るく清潔な空間で、故人を偲ぶことができます。
納骨堂の費用相場は、10万円〜150万円程度です。
ロッカー式、仏壇式、自動搬送式など、様々なタイプがあります。
墓じまい費用内訳まとめ
項目 | 費用相場 |
---|---|
墓石撤去費用 | 15万円〜25万円/㎡ |
行政手続き代行料 | 3万円〜5万円 |
永代供養料 | 5万円〜150万円 |
樹木葬費用 | 20万円〜80万円 |
納骨堂費用 | 10万円〜150万円 |
墓じまいは故人を偲び、未来へと繋ぐ大切な決断です。
費用についてもしっかりと把握し、納得のいく選択をしてください。


墓じまいの費用を安く抑える9つの方法


墓じまいの費用を少しでも抑えたい、そう考えている「あなた」に、9つの具体的な方法をご紹介します。
「あなた」の状況に合わせて、できることから始めてみましょう。
【工事費】墓石撤去費用を抑える
墓石の撤去費用は、墓じまいの費用の中でも大きな割合を占めます。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。



重機が入れない場所での撤去費用は高くなるの?



重機が入れない場所では、手作業での撤去になるため費用が高くなる傾向があります。
墓石の撤去費用を抑えるために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 複数の業者に見積もりを依頼する
- 見積もりの内訳を詳しく確認する
- 交渉も視野に入れる


【用意費用】新規納骨先の費用を抑える
新しい納骨先の費用も、墓じまいの費用を大きく左右します。
永代供養墓や樹木葬など、費用を抑えられる供養方法を検討してみましょう。



永代供養墓ってどんなものがあるの?



永代供養墓には、合祀墓、集合墓、個別墓など、様々な種類があります。
新しい納骨先の費用を抑えるために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 納骨先の種類を検討する
- 宗旨・宗派にとらわれない納骨先を選ぶ
- 生前契約を検討する
家族や親族に相談
墓じまいの費用について、家族や親族に相談することも有効な手段です。
費用を分担したり、協力してもらうことで、負担を軽減できる可能性があります。
宗教法人に相談
菩提寺がある場合は、宗教法人に相談してみましょう。
お布施や離檀料について相談することで、金額を抑えられる場合があります。
自治体の補助金制度
墓じまいに関する補助金制度を設けている自治体があります。
お住まいの自治体に確認し、利用できる制度がないか調べてみましょう。
メモリアルローンの利用
墓じまいの費用を工面できない場合は、メモリアルローンを利用することも検討しましょう。
メモリアルローンは葬儀や法要など、弔事に関する費用に利用できるローンです。
複数業者に見積もり依頼
墓石の撤去費用は、業者によって大きく異なります。
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、費用を抑えることができます。
自分でできることは自分でする
墓石の撤去後の清掃や、行政手続きなど、自分でできることは自分で行うことで、費用を抑えることができます。
墓じまいの時期を検討する
墓じまいの時期を調整することで、費用を抑えられる場合があります。
例えば、お盆やお彼岸などの繁忙期を避けることで、業者の費用を抑えることができる可能性があります。
よくある質問(FAQ)
まとめ
この記事では、墓じまいの費用は総額で30万円~300万円程度かかる可能性があると解説しました。
- 墓じまいの費用は、お墓の撤去費用、行政手続き費用、新しい納骨先の費用など、いくつかの要素に分解できます
- 墓じまいの費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ったり、補助金制度やメモリアルローンを利用したりする方法があります
- 墓じまい後の供養として、分骨や手元供養といった方法もございます
ご自身の状況に合わせて費用を把握し、後悔のない選択をしてください。
まずは、お近くの専門業者に相談し、見積もりを取ってみることをおすすめします。
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