PTA広報委員になって、最初に担当することが多いのが「先生紹介」のページです。新しく来た先生や担任の先生を知ることができ、保護者にも子どもにも人気のページですが、作る側にとっては「先生全員分の写真と原稿をどう集める?」「人数が多くてレイアウトがまとまらない」と悩みやすいページでもあります。
私も子どもの学校でPTA広報委員を経験し、先生紹介ページを担当しました。この記事では、先生への依頼の時期、アンケートの質問例と依頼文の例、写真のそろえ方、人数別のレイアウト例、校正のチェックリストまで、初めての方がこの記事だけで進められるようにまとめています。
広報誌づくり全体の流れは初めてのPTA広報委員、何から始める?広報誌づくりの流れとスケジュールで紹介しています。
先生紹介ページづくりの流れとスケジュールの目安
先生紹介ページは、先生方からの回収待ちの時間があるため、ほかのページより早めに動き出すのがコツです。発行日から逆算した目安は次のとおりです。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 発行の約2か月前 | 前年度の号を見て、載せる先生の範囲と内容を決める。学校の窓口の先生に相談 |
| 約7週間前 | アンケート用紙を作り、窓口の先生を通して配布 |
| 約5週間前 | アンケート回収(締め切り)。写真撮影 |
| 約4週間前 | レイアウト作成 |
| 約2〜3週間前 | 校正(先生ご本人・窓口の先生に確認) |
| 約1〜2週間前 | 入稿・印刷 |
学校の行事予定によっては、先生方が特に忙しい時期(学期末、行事の直前など)があります。窓口の先生に「この時期なら負担が少ない」というタイミングを聞いておくと、回収がスムーズになります。
先生紹介ページによく載せる内容
学校によって違いますが、先生紹介ページには次のような内容がよく載ります。
- 先生の写真
- 名前(ふりがな)
- 担当の学年・クラス・教科
- アンケートへの答えやひとこと(好きな食べ物、趣味、子どもたちへのメッセージなど)
載せる先生の範囲も事前に決めておきましょう。「新しく来た先生だけ」「担任の先生全員」「全教職員」など、学校や号によってさまざまです。前年度の広報誌を見て、同じ形にするのが一番スムーズです。変える場合は、人数によってページ数やレイアウトが大きく変わるので、早めに委員内で相談しておきましょう。
先生へのアンケートの作り方と質問例
先生のひとことは、アンケート用紙を配って書いていただくのが一般的です。先生方はとても忙しいので、なるべく負担の少ない形にするのがポイントです。
質問は2〜3問にしぼる
質問が多いと書くのに時間がかかり、誌面にも入りきりません。下の例から、答えやすい質問を2〜3問選びましょう。最後に「子どもたちへひとこと」を入れると、ページがまとまります。
| 種類 | 質問の例 | ポイント |
|---|---|---|
| 人柄が伝わる | 好きな食べ物は?/好きな給食のメニューは? | 一言で答えやすく、親しみがわく |
| 人柄が伝わる | 休みの日は何をしていますか?/最近はまっていることは? | 先生の意外な一面が伝わる |
| 子どもが楽しい | 子どもの頃の夢は? | 子どもたちが読んで楽しい |
| 子どもが楽しい | 小学生(中学生)の頃、好きだった教科は? | 自分と比べて読める |
| 学校とのつながり | この学校の好きなところ・場所は? | 新しく来た先生にも答えやすい |
| しめくくり | 子どもたちへひとこと | 最後に入れるとページがまとまる |
文字数と締め切りをはっきり書く
「○文字程度で」「○月○日までに」と用紙に書いておくと、誌面に入る量の原稿が集まります。記入欄の大きさを、書いてほしい文字数に合わせておくのも効果的です。手書きの場合は読みにくい字もあるので、名前とふりがなは別の欄に書いていただくと、校正の手間が減ります。
そのまま使えるアンケート依頼文の例
アンケート用紙の冒頭には、目的・締め切り・掲載範囲を短く書いておくと、先生方も安心して書いてくださいます。
先生方へ
いつもお世話になっております。PTA広報委員会です。○月発行の広報誌に「先生紹介」のページを掲載します。お忙しいところ恐縮ですが、下記の質問にお答えいただき、○月○日(○)までに職員室の回収箱へお入れください。各質問、○文字程度でお願いいたします。広報誌は保護者に配布します(Web等への掲載はありません)。
「Web等への掲載」の部分は、学校の方針に合わせて書き換えてください。掲載範囲をはっきり書いておくと、先生方の不安を減らせます。
配布と回収は、学校の窓口を通す
先生方への依頼は、教頭先生など学校の窓口の先生を通してお願いすることが多いです。回収用の封筒や箱を職員室に置かせてもらうなど、回収方法も一緒に相談しておきましょう。締め切りを過ぎても集まらないことはよくあるので、締め切りは実際の作業開始より1週間ほど早めに設定しておくと安心です。
先生の写真の集め方とそろえ方
写真は、ページの見やすさに直結します。バラバラの写真が並ぶと、まとまりのない印象になりがちです。
- 撮影日を決めてまとめて撮る:同じ日に同じ場所で撮ると、明るさや背景がそろいます。職員会議の前後など、先生方が集まる時間を窓口の先生に相談しましょう
- 背景はシンプルに:白っぽい壁や黒板の前など、すっきりした場所がおすすめです
- 向きと大きさをそろえる:胸から上を、同じくらいの大きさで撮ると並べたときにきれいです
- 学校にある写真を借りる場合:使ってよいか、どの写真を使うかを先生に確認してから借りましょう
先生の写真や名前の掲載についても、学校の方針があります。顔写真を載せてよいか、配布だけでなくWebなどに載せる予定があるかなど、事前に学校に確認しておきましょう。写真の掲載を希望されない先生には、似顔絵やイラスト、名前とひとことだけの枠にするなど、ほかの先生と枠の大きさをそろえたまま載せる方法があります。
見やすい先生紹介ページのレイアウトのコツ5つ

上は、私が作った先生紹介ページ(見開き)のデザイン例です。人数が多いページほど、「そろえる」ことが見やすさのカギになります。
1. 1人分の枠の大きさをそろえる
写真、名前、担当、ひとことを1つのセットにして、全員同じ大きさの枠に入れます。枠の大きさがそろうと、人数が多くてもすっきり見えます。
2. 写真のサイズと位置をそろえる
写真の大きさや、顔の位置がバラバラだと落ち着かない印象になります。写真を同じサイズに切り抜き、顔の大きさもなるべくそろえましょう。丸や角丸に切り抜くと、やわらかい雰囲気になります。
3. 並べる順番を決めておく
校長先生、教頭先生から始めて、学年順・クラス順に並べるのが分かりやすいです。並べ方は学校の慣例があることも多いので、前年度の広報誌や窓口の先生に確認しておくと安心です。
4. ひとことの文字量をそろえる
長く書いてくださる先生と、一言だけの先生で差が出ることがあります。枠に入りきらないときは、勝手に削らず、どこを短くしてよいか先生に相談しましょう。
5. 見開きでは、真ん中(とじ目)に文字を置かない
見開きのページは、真ん中のとじ目の部分が見えにくくなります。写真や文字は、とじ目から少し離して配置しましょう。
【人数別】先生紹介ページのレイアウト例
「何人をどう並べるか」は、人数とページ数で決まります。A4サイズの広報誌を想定した目安です。
| 人数の目安 | おすすめの並べ方 | ポイント |
|---|---|---|
| 〜8人程度 (新任の先生のみなど) | A4・1ページに2列×4段 | 写真を大きめにして、ひとことも長めに載せられる |
| 9〜16人程度 | A4・1ページに3列×4段〜4列×4段 | ひとことは1〜2行に。質問は2問までが目安 |
| 17人以上 (全教職員など) | 見開き(2ページ)で4列×4段程度ずつ | とじ目をあけて配置。学年ごとに色や見出しで区切ると探しやすい |
人数が多いときは、学年ごとに背景色を変えたり、「1年生」「2年生」と小見出しを付けたりすると、保護者が自分の子の担任の先生を見つけやすくなります。
先生紹介ページの校正チェックリスト
先生紹介ページは、間違いがあると失礼になってしまうページです。次の点は、特にていねいに確認しましょう。
- 名前の漢字(「髙」と「高」、「﨑」と「崎」など、いわゆる旧字体・異体字の違い)
- ふりがな
- 担当の学年・クラス・教科
- 写真と名前の組み合わせが合っているか
- アンケートの回答を、意味が変わるように書き換えていないか
- 掲載を希望されていない情報(写真など)が入っていないか
できれば、完成したページを先生ご本人や窓口の先生に見ていただくと、間違いを防げます。
先生紹介ページでよくある質問
- 年度の途中で異動・着任された先生はどうする?
-
発行時点で在籍している先生を載せるのが基本ですが、学校によって扱いが違います。窓口の先生に確認し、次号で紹介するなどの方法も検討しましょう。
- アンケートが締め切りまでに集まらないときは?
-
窓口の先生に、まだ提出されていない先生へ声をかけていただけるかお願いしてみましょう。どうしても間に合わない場合は、名前と担当だけを載せる形にするなど、枠の大きさは変えずに対応すると見た目がくずれません。
- パソコンが苦手でも作れる?
-
写真と文字を枠に並べるだけなら、WordやCanvaなどでも作れます。CanvaにはPTA向けのテンプレートもあるので、まずは前年度の号を見本に、1人分の枠を作ってコピーしていく方法がおすすめです。
まとめ:先生紹介ページは「早めの依頼」と「そろえる」がコツ
- 載せる先生の範囲と内容は、前年度を見て早めに決める
- アンケートは質問2〜3問、文字数と締め切りを明記する
- 写真は同じ日・同じ場所でまとめて撮るときれいにそろう
- 枠・写真・文字量をそろえると、人数が多くても見やすい
- 名前の漢字や担当は、ていねいに校正する
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広報委員のみなさんの先生紹介ページづくりが、少しでも楽になりますように。

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